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20190810(土)~14(水) 平岡~池口岳~光岳~大無間山~寸又峡温泉 その1

20190810(土)~14(水) 平岡~池口岳~光岳~大無間山~寸又峡温泉 その1

(写真は整理中)
5年以上前から計画として形にしていた旅。長期日程が必要なこと、水が得られないこと、エスケープが厳しいこと、何より読図が相当難しいことが、実行を躊躇わせていた。調べても夏場にこの行程を辿った記録は出てこない。
去年は夏コミがあり短期日程の入山しかできなかったので今年はどっぷり山に浸かりたかった。いい加減GPSも揃えたいと思っていたところだ。折しも7月に生活環境の変化があったことをいいことに、久々に夏縦走に備えて体力づくりと暑さ順化に徹した。
この旅は段々原始的生活に戻っていく旅である。何より水のありがたみがわかる旅である。5月下旬の記録が多いが悲しいかな、社会人はその時期に長期休み取れないんだな…。
光小屋以降は一切誰とも会わなかった。ひたすら森を歩く。時に崖だったり藪が酷かったり虫に追われたり。植生も色々。天気は段々下り坂、ギリギリ雨に降られず逃げ切った。気になったのは、全体を通して思ってた以上にトレースがよくテープも多かったこと。三方窪付近以外、GPSなくても普通に突破できる。驚きと共に拍子抜けした感も。南ア深南部はもう、深南部とは呼べない場所になりつつあるのかもしれない。それとも自分が深南部に過度の期待しすぎていたのか。

【記録】
◼190810(土) 晴れ
自宅445→505円町17=(JR 平岡まで5620円)⇒526京都=(普通)⇒米原707=(特別快速)⇒909豊橋1008=(ワイドビュー伊那路1900円)⇒1157平岡1210=(乗合タクシー平岡線700円)⇒1225和田
和田1230→1245地図忘れにつき50→1315かぐらの湯50→1430大島35→1540登山ポスト45→1600池口岳登山口避難小屋1930就寝
[感想など]
豊橋には駅構内に飲食店・成城石井あり。自由に飲食物選んで買える、安全な水が買える、ゴミを捨てられるのは豊橋まで(今回はワイドビュー車内で捨てられるが)。水6L給水、荷物パンパン、下り階段で荷物に揺られる感が。登り大丈夫か?構内コンビニに入らないと汗が。
ここからは早速喉の渇きとの戦いになる。ワイドビュー伊那路は前日に指定席をとったが、全席指定席満席のアナウンス。荷物大きすぎて網棚の上に乗らない。コンセントはないがくず入れ、トイレ洗面台はある。本日真夏日晴天、隣の方が美味しそうにビールを召し上がているのが恨めしい。
湯谷温泉駅。電波は2本しか立たない。森茂る風景、駅標識にみかわまきはらの文字。色々とこみ上げるものがある。何年も旅をしているとそういうところが増えてきた。こういうとき写真にとった風景は一枚も出てこない。一番残したいもの、何年経っても思い出されるような本当に大切なものは形には残せないし他人に見せることもできない。その瞬間その場にいた人となら共有できるかもしれないけれど。小さな男の子が先頭車両で行く手を見守っている。夏休みだなぁ。
平岡駅からの乗合タクシーは気さくなおじさんで、池口に行くというと和田降車だね、と。慣れていらっしゃる。和田で降り炎天下を30分程歩いてから地図がないことに気付く。電話。応対してくれたおばさんは、忙しいから切るといいつつも名前と携帯番号メモしてくれた。車内で地図をセットしていたので忘れたのはバス停か車内しかない。和田バス停まで戻り見てみたがなくそのままかぐらの湯へ。不在着信あり。次のバス便1615まで待とうと思ってたのに、池口にいくお客さんがいるとのことで1345に届けて下さった。ありがとうございます。もう、この旅は自分一人だけの旅じゃなくなってしまった。忙しい中えざわざ届けてくれた遠山タクシーの方の思いも持っていく。だから中途半端なことはできない。どんな結果だろうと全力で考え行動した結果にしたい。
和田大橋すぎの自販機が給水最後。暑くてたまらず炭酸を買うがすぐなくなる。大島バス停で休憩。先程地図を届けて下さった運転手さんに行先を聞かれた。何回池口岳登山口往復しているのか。とっても忙しそう。その辺の水を得ながら進むが登山口ポストでもう一休み。稜線は黒い雲。その少し先でおじさんに乗せるよと声かけてもらう。歩きオンリーでいくのもいいけど今回の目的にはしてなかったので即決でお願いした。鹿の縄を張ってたとのことで、ナタ持っていって木に目印つけてそれを頼りに戻るのだとか。変な場所に行くと大体変な人にしか会わない(素晴らしい!)
登山口に車1台、避難小屋横に1台あり。でも小屋内無人。電波は4Gで1~2本。虫多し、しかし日が暮れると大人しくなる。上下靴下から下着まで汗やら水やらでびしょびしょ。乾かしがてら登山口まで散歩。登山口は3G。
調理中やたら羽音がうるさいなぁと思い振り向いたら虫が蜘蛛の巣に引っかかっていた。長い間頑張って暴れてる。羽音が普通に飛んでる時と全然違う、本当にうるさい。それくらい必死に頑張ってる。けど、虫にとっては蜘蛛の巣はとっても強力で抜け出すのは相当困難なことを知ってる。実際、その虫は抜け出せずに止まってしまった。見ているしかできないし自然の摂理だけど、心がざわざわする。力尽きて死んだわけでも諦めたわけでもないだろう。案の定しばらくしてまた全力で暴れ出した。また疲れたのか静かになる。蜘蛛も獲物が引っかかってるのを長々察知できないわけでもないと思う。何もする気はないしそれが自分にとってもいい(夜、羽音に怯えなくてもいい)のにどうしてこんなに胸が痛い。脱出の試み三度目。また静かになる。…なんだかずっと静かだ。振り向いたらでっかい黒い塊があった。糸に揺られているのか宙に浮いている。もぞもぞ。それをただ黙って見ているしかできなかった。その蜘蛛は虫の引っかかっていた窓枠にいてせっせと動いている。巣の補修をしているのだろう。そして今、それも終わり蜘蛛は何事もなかったかのようにそこに佇んでいる。こんな現実があるってことは人間も、自分もあの虫のようなことになる可能性があるということで。全力を尽くしてもどうしようもないとき、どうすればいい?危機察知・回避が大前提なのは言うまでもないが。気がついたら少し涙が。どんな存在だろうと命が失われる瞬間に立ち会ってしまうのは本当に辛い。少し飲んでいたのでとってもおセンチな感じに。
1830車で男性がやってくる。ミニトマト貰った(押し付けられた)光往復とのこと。その後も20時頃?男性数名やってくる。すまない、今から場所詰める元気はちょっとなかった。

◼190811(日) 晴れ、高層ガス
410起床・池口岳登山口500→545h1400 55→600面切平→620牛首→645h1630休憩55→730黒薙35→805利剣沢ノ頭→820h1900休憩30→900ザラナギ→920標識27 h2030 30→1015ジャンクション→1035池口岳北峰40→1055ジャンクション1105→1120鹿ノ平→1205加加森山手前h2330 20→1235加加森山40→1320・バック1335諸河内ノ頭45→1440休憩h2410 50→1520光石→1530光岳35→1545光小屋・テント場(幕営)・1930就寝
[感想など]
皆起きる気配ない。困ったが4時にはガチャガチャやり始める。男性2人組は加加森までのんびり散歩して明後日には下山とのこと。いいなぁ。こういう人来ない場所でまったりした行程付き合ってくれる人がいるのは。
ルートは後述の箇所以外トレース・テープとも申し分なし。とにかく暑い。池口岳ですでに疲労困憊。少し陰り、風も出てきたのでがんばって歩く。諸河内ノ頭で北尾根に誘い込まれた(トレースとテープがある)。すぐリカバリー。諸河内ノ頭~光石分岐間はトレースしばし薄め。光までひたすら体力勝負ではあるが熱中症で潰れるといけないのでペース抑え目に。光石からは人だらけ。初の光石は見事にガスってたが見事な岩であった。光岳に到着して心の中で盛大にガッツポーズ、長かった。
光小屋泊は17時時点で35名程度。テント場も張る場所なし。小屋前の急下りの水場は往復20分の標識、イザルガ方面の登山道沿いの水場の方が楽だが急斜にお花わんさか咲いていた(人入ってないのか?)。受付で大無間に行くことを伝えると小屋のご主人が出てきて色々話をしてくれた。小屋のあたりなら4G1本程度。その間にイザルガ方面が晴れてスマホしながら見ていると小屋のご主人がきてしばらく歓談。他の小屋のスタッフさんもすごく親切。どうやら変なとこに行こうとするもんだから気に入られたらしい。テント場400円、350mlビール600円。行動中に2~2.5L程度消費。夕食のラーメン(ラーメンスープ×2)でリバースしそうになる。疲労か水とってないせいか濃い食べ物受け付けない。でもなんとか押し込んだ。18時を過ぎてもまだテントが増える増える。
夜暑くて夏用シュラフ被せる程度。明日の天気はいい。でも光までの道でこんなへろへろで大無間に行けるのか?水場遠いから朝汲めないけど足りる?アザミ沢の水場は本当に確実なのか?ずっと喉乾いてる。熱中症気味なのか頭痛い。足は筋肉痛。でも明日さえ歩けたら明後日は田代に降りてもいい。明後日もそんなに天気悪くないし。連休でこんなに雨降らないチャンス滅多にない。どうなるかわからないけど…行く!行くんだ。
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テーマ: 登山 | ジャンル: スポーツ
20190810(土)~14(水) 平岡~池口岳~光岳~大無間山~寸又峡温泉 その2 | Home | 2019.07.05(金)夜~07.07(日) 富士見台、中央アルプススカイラインジャパン35k

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